マイカー&マイペースでサーキットを存分に走れる燃費耐久レース。
通常、レースに出場するためには、専用のレーシングカーや高性能スポーツカーを用意し、特殊な改造やメンテナンスを行う知識も必要で、レーシングスーツなどの専用の装具も必須です。それらが準備できたとしても、ある程度のドライビングスキルが無いと自身だけでなく周りにも危険を与えてしまう不安もあり、いくら興味があっても、一歩目のハードルが高くて躊躇してしまう方が少なくないでしょう。
そんな方にこそおすすめしたいのが、車種を問わず好きなマイカーで、周りの速さを気にせずマイペースでサーキットを存分に走れる、従来のモータースポーツとは異なる楽しさを提供する燃費耐久レース「ビースポーツ マスターズ・エンデュランス(通称:マス耐)」です。
『スタートから無給油で2時間×2ヒートの合計4時間でのサーキット周回数を競う』シンプルなルールで、完走するためには燃費運転が求められ、急加速や急減速、アクセル全開は不要な点が通常のレースとは大きく異なります。陸上で例えれば、スプリント競技ではなく、マラソンや駅伝に近い競技と言えるでしょう。
絶対的速度が低いので、ミスコントロールでの事故リスクは低く、通常のレースほどの安全装備は求められません。また、長距離を走行するので、ブレーキは耐久性のあるものに交換することが推奨されますが、車両を速くする必要は無いため、車種は問わず、ほぼノーマルの状態でも参加でき、改造や整備の負担も少なくて済みます。
ボディタイプ別と平均年齢別の組み合わせで合計35クラスを設定。
通常のレースでは主に車の排気量でクラスを分けますが、排気量と燃費はイコールの関係ではないため、車種を問わず楽しめるよう「マス耐」ではあえてボディタイプ別に7つのクラスを設定しています。
また、大人が楽しむレースとして、チームのドライバー平均年齢を基に、世代別に5つのクラス(20代以下〜60代以上)を設けています。
※レースは1人でも参加可能です。
ボディタイプ別と世代別の組み合わせで合計35クラスとなり、多くの方に優勝や記録を残す楽しみも用意されています。
また、全体の総合優勝チームには持ち回りの優勝カップも渡されます。基本的に毎戦の返却が求められますが、10戦連続で総合優勝を果たしたチームには本賞が授与されます。
ライセンス不要で参加できる気軽さ。安心・安全に配慮した仕組みづくり。
「マス耐」は、JAF公式戦ではありませんので(JAF承認の模範走行行事として開催)、モータースポーツライセンスをお持ちでない方でも参加できます(国内A以上の取得は推奨)。
ただし、安全を強く意識してレースをしていただくため、理由を問わず競技中に接触をした場合には順位認定を行わない特別ルールを採用しています。逆に、無事完走した全チームには、順位に関わらずトロフィーが用意されています。
また、競技中の給油はルールで禁止され、基本的にガソリンスタンドを利用していただくので、給油に特別な装置や専用スタッフを用意する必要も無く、ドライバーとマイカーだけで長時間の耐久レースに参加することも可能です。
なお、万一の事故でのケガに備え、ブレインズモータースポーツクラブへの入会を通じてスポーツ安全保険への加入も義務付けています。
首都圏からアクセスが良いサーキット。平日にプライベート感覚で楽しむ。
マス耐は、首都圏からのアクセスが良く、アマチュアレーサーに人気の袖ケ浦フォレスト・レースウェイ(千葉県)が舞台となります。開催日も基本的には平日に設定します。
近年は働き方が柔軟となり、何かと混雑する休日よりも、平日に休みを取る方も多くなっています。空いている平日にショッピングやゴルフコンペを楽しむようなプライベート感覚で、サーキットでレースをカジュアルに楽しむ方達が増えています。
なお、40代から参加できる大人のワンメイク・スプリントレース『ビースポーツ ロードスター・マスターズ』も同日に開催されます。ルール上、同じ車両を2つのレースに使用することはできませんが、元気な方ならドライバーとして両方のレースをお楽しみいただけます。